ブログ ~ 三崎りょういちの一日一歩

「こだわり」・・適度に

こんばんは!

 

昨日は、遅い時間の投稿になりました。

 

だんだん文章が長くなってきているかも

皆様どうか懲りずにお付き合いください。

 

内容はちょっとだけ、昨日からの繋がり

かも・・・。

 

「こだわり」

 

この言葉も必要ではありますが、黄色信号

の場合もありますよね。

 

間違いなく、ダンス技術の追求においては

必要なことです。

 

ただ、こだわり過ぎは禁物。

 

私の場合は、ある年に〇〇チャンピオンが

レッスンで来日~~もちろん飛びついて

予約を取り、受けました。

 

とある体の使い方を直してもらうと、何と

踊りやすいことか・・。

もちろんパートナーも笑顔。

 

そこからしばらくは、こだわるこだわる

 

師匠が稽古をつけてくださった時などは

最悪・・。

 

「いやいや、〇〇チャンピオンはこう言って

いたから」

 

もちろん心の中で・・。

 

師匠の言うことすら聞く耳を持たず。

 

今から思うとなんて失礼なことを・・。

本当に生意気な若造でした。

 

私が師匠なら、手が出ていたかも

 

自分で自分の視野を狭めていました。

その時は気づかないものですよね~~

 

そんな時ほど結果が出たためしはありま

せん。

 

あきらかに自爆です。

 

そんな師匠・・よくあきらめずに接して

くれていたものだと思います。

 

師匠からは、よく昔話を聞かされていま

した。

 

ご本人は元全日本ラテンアメリカン、

スタンダードともにチャンピオン!

10ダンスでは常に日本代表選手。

 

そして世界のファイナリスト常連!!

 

国内外問わず、人気カップルでした。

(これ周りからもたくさん聞こえて

おりました)

 

ある年の全英選手権大会、直前

(世界三大大会の一つです)

 

場所はロンドン。

 

お世話になっていたコーチにレッスンを

受けに行くと、

 

「もうダンスをするな!」

 

えええええ

 

「車か何かで〇〇に遊びに行って来い」

とも・・

 

最初は耳を疑ったそうですが、そこは

全幅の信頼をおいているコーチ。

迷わず遊びに出掛けたそうです。

 

その後「ちゃんと言った通り、遊びに

行ったか?」

確認までされたとか。

 

う~~ん・・私ならその場で「はい!」

空返事(笑)、間違いなくこっそりと練習に

出掛けます。

 

闇練です(笑)

 

本番はこれ以上ない、というくらい踊れた

とのことでした。

結果もキャリハイに近いものだったそう。

 

ここに、やはり世界で活躍出来る方の

割り切りと、私のようなものとの差が出る

のだな・・実感でした。

 

もちろん、そこまでに積み上げた努力が

背景にあってのことだと思いますが、

「こだわり」を捨てた成功例ですよね!

 

皆様、誤解のないように。

こだわり「過ぎ」は危険、ということを頭に

置いておくと良いと思います

 

残念なことに、師匠は昨年亡くなってしまい

ました・・。

 

師匠とのエピソードは数知れず・・。

 

当時はとても厳しかったですが、たくさんの

体験話をしていただきました。

 

今思うと、可愛がっていただきました。

 

不肖の弟子ですが、つくづく私は幸せです。