社交ダンス・歴史あるもの
こんにちは!
今日もお読みいただきありがとう
ございます。
十勝はここのところ、ずっと晴天続き
雪解けが一気に加速しています。
春ですね~~~~
毎年この時期に思い浮かぶこと、
私のずっと興味があったことなのですが、
オーストリア
「ウイーンの舞踏会シーズン」
私、行ったことがありません。
以前テレビで何度か見たぐらい・・。
皆様の中にはご経験のある方もおられるか
と思います。
通年、年末12月31日から翌年3月初旬の間
450もの舞踏会が開催されるとのこと。
時期としては、もう終盤ですね。
ダンス界に身を置いている者としては、
一度、原点とも言える社交場、本場の舞踏会
で、そのお国柄や文化を肌で感じてみたいと
ずっと思っておりました。
私たち業界のダンスのイベントなどでは、
「舞踏会」、「舞踏晩餐会」
名前は良く使いますが、一体どのくらい
理解しているのだろう?
私自身も、名前の響き、表面上の印象でしか
使用していないように感じていました。
そもそも舞踏会とは、17世紀から18世紀に
かけてヨーロッパの宮廷で開催された、
正式なダンスパーティのこと。
こうした宮廷舞踏会は祭典や儀式の折には
欠かせず、ハプスブルクの帝都であった
ウィーンでも、社交の場として貴族たちの
間で親しまれていたとのこと。
ウィーンでは現在もその社交文化が連綿と
受け継がれ、毎年舞踏会が開催されるに
至っているそう。
なかには旅行者でも参加できるものも
あるようですね。
私はどうしても斜めの見方をしてしまい
ますが、これ大変な観光資源ですよね!!
ついつい新しいものに目を奪われがち
で、技術革新だAIだに飛びついてしまい
ますが、歴史と文化を守り続けることで、
とんでもない経済効果かと・・。
ついつい、いやらしい~~考えが
お許しください(苦笑)
舞踏会の参加には、当然ドレスコードが
あります。
男性 えん尾服またはタキシード
女性 ボールガウンと呼ばれる舞踏会用
ドレスやロング・イブニングドレス
など。
踊るのはウインナーワルツ
やはり格式高いのですね~~。
ただ、パートナーがいなく、お一人でも
ダンスが踊れなくても参加OKだとか。
雰囲気を楽しむだけでも十分に時間を
使えるらしいです。
何といっても有名なのが、
ウィーン国立歌劇場(オペラ座)の舞踏会。
このウィーン国立歌劇場で指揮者の
小澤征爾氏が音楽監督を務めていました
よね。
このオペラ座舞踏会はとりわけ格式高く、
チケットが取りにくいことでも有名。
雪の降りつもる最も寒い季節ながら、毎年
煌びやかに着飾った数々の紳士淑女が続々と
押しかけるさまや、
ウィーン国立バレエ団のステージ、
世界各国の著名人やセレブリティを見る
ことが出来るのも、このオペラ座の舞踏会
ならでは。
まさに舞踏会中の舞踏会と言われています。
今年は何と5,000人の参加だったそう
(ちなみに誰もマスクはしていなかったとか)
こんな情報を耳にすると、ようやく以前の姿に
戻って来たのでは・・。
戻ってほしいですよね。
おっと・・皆様、どうか誤解なさらずに!
格式のことを書かせていただきましたが、
社交ダンスは私たちにとって身近なものです。
ただ、歴史と伝統に裏打ちされたものでも
あります。
以前、日本のダンス界では、
競技ダンス、社交ダンス、
いったいどっち?論
かなり盛り上がっていた時期があります。
私には滑稽なぶつかり合いにしか感じられ
ませんでした。
ダンスはダンスですよね。
うんと身近で、踊ることを味わいながら、
もともとの「社交」、「歴史」に思いを
はせてみることも楽しいですよね!